さて日常的に使われることはあまりないですが、「得喪」という言葉があります。
この得喪に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
得喪がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは得喪の読み方と意味、「とくも」と「とくそう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.得喪の正しい読み方は「とくも」「とくそう」?
では得喪の正しい読み方は、「とくも」「とくそう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、得喪の正しい読み方は「とくそう」になります。
得喪の”喪”は「うしな(う)」「も」「そう」と読むことができますが、
得喪は「とくそう」と読むのが正しく、「とくも」と読むのは間違いです。
また得喪(とくそう)のように「得(とく)」が用いられている言葉には、
「得点(とくてん)・得失(とくしつ)・損得(そんとく)・会得(えとく)」などがあります。
得喪(とくそう)のように「喪(そう)」が用いられている言葉には、
「阻喪(そそう)・大喪(たいそう)・喪失(そうしつ)・喪心(そうしん)」などがあります。
次の章で得喪の意味と類義語について解説していきます。
2.得喪の意味と類義語について
では得喪の意味と類義語について見ていきましょう。
まず得喪は「得ることと失うこと」の意味として用いられています。
得喪を用いた例文としては、「権利の得喪について」や、
「得喪に関する変更点」のような使い方で用いられています。
また得喪の類義語としては、「得失(とくしつ)・損得(そんとく)・損益(そんえき)・利害(りがい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても得喪と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「得喪の読み方と意味、”とくも”と”とくそう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 得喪の正しい読み方は「とくそう」で、「とくも」は間違い。
- 得喪は「得ることと失うこと」の意味。
- 得喪の類義語には、「得失・損得・損益・利害」などがある。