さて日常的に使われるもので「吐露」という言葉があります。
この吐露に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
吐露がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは吐露の読み方と意味、「とろ」と「はくろ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.吐露の正しい読み方は「とろ」「はくろ」?
では吐露の正しい読み方は、「とろ」「はくろ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、吐露の正しい読み方は「とろ」になります。
吐露の”吐”は「は(く)」「と」と読むことができますが、
吐露は「とろ」と読むのが正しく、「はくろ」と読むのは間違いです。
また吐露(とろ)のように「吐(と)」が用いられている言葉には、
「音吐(おんと)・吐血(とけつ)・嘔吐(おうと)・吐息(といき)」などがあります。
吐露(とろ)のように「露(ろ)」が用いられている言葉には、
「露点(ろてん)・露天(ろてん)・甘露(かんろ)・玉露(ぎょくろ)」などがあります。
次の章で吐露の意味と類義語について解説していきます。
2.吐露の意味と類義語について
では吐露の意味と類義語について見ていきましょう。
まず吐露は「心の中に思っていることを隠さずに話すこと」の意味として用いられています。
吐露を用いた例文としては、「意見を吐露する」や、
「自分の気持ちを吐露する」のような使い方で用いられています。
また吐露の類義語としては、「本音(ほんね)・告白(こくはく)・暴露(ばくろ)・述懐(じゅっかい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても吐露と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「吐露の読み方と意味、”とろ”と”はくろ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 吐露の正しい読み方は「とろ」で、「はくろ」は間違い。
- 吐露は「心の中に思っていることを隠さずに話すこと」の意味。
- 吐露の類義語には、「本音・告白・暴露・述懐」などがある。