さて日常的に使われるもので「辛い」という言葉があります。
この辛いに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
辛いがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは辛いの読み方と意味、「つらい」と「からい」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.辛いの正しい読み方は「つらい」「からい」?
では辛いの正しい読み方は、「つらい」「からい」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、辛いの正しい読み方は「つらい」「からい」「づらい」になります。
辛いの”辛”は「つら(い)」「から(い)」「しん」と読むことができます。
ただ辛いを「づらい」と読むときは、動詞の後に続いて”〜辛い”(例:歩き辛い、投げ辛い)という形で使われ、辛いを単体で読むときは「つらい」「からい」としか読むことはできません。
そして辛いは「つらい」「からい」「づらい」のどれで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
次の章で辛いの意味と類義語について解説していきます。
2.辛いの意味と類義語について
では辛いの意味と類義語について見ていきましょう。
まず辛い(つらい)は「苦しい。堪えがたいこと/むごい。無情なこと」の意味として用いられています。
辛いを「つらい」と読むと上記のような意味になりますが、
「からい」「づらい」と読むとそれぞれ下記のような意味となります。
辛いを「からい」と読むと「舌をひりひりと刺すような味/塩味が強い/厳しい」の意味で、「づらい」と読むと「(動詞の後に続いて)その動作をすることが難しい。またはしにくいこと」の意味となります。
このように辛いを「つらい」「からい」「づらい」のどれで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
辛いを用いた例文としては、「採点が辛(から)い」や、
「本が読み辛(づら)い」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「厳しいこと」の意味で、
後者の例文は「その動作をすることが難しい。またはしにくいこと」の意味で使用しています。
また辛いの類義語としては、「苦痛(くつう)・苦悩(くのう)・悶々(もんもん)・疲弊(ひへい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても辛いと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「辛いの読み方と意味、”つらい”と”からい”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 辛いの正しい読み方は「つらい」「からい」「づらい」。
- 辛い(つらい)は「苦しい。堪えがたいこと/むごい。無情なこと」の意味。
- 辛い(からい)は「舌をひりひりと刺すような味のこと/塩味が強いこと/厳しいこと」の意味。
- 辛い(づらい)は「(動詞の後に続いて)その動作をすることが難しいこと。しにくいこと」の意味。
- 辛いの類義語には、「苦痛・苦悩・悶々・疲弊」などがある。