さて日常的に使われるもので「天誅」という言葉があります。
この天誅に使用されている漢字(特に”誅”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは天誅の読み方と意味、「てんちゅう」と「てんしゅ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.天誅の正しい読み方は「てんちゅう」「てんしゅ」?
では天誅の正しい読み方は、「てんちゅう」「てんしゅ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、天誅の正しい読み方は「てんちゅう」になります。
天誅の”誅”は「う(つ)」「ちゅう」と読むことはできますが、
「しゅ」と読むことはできないので、天誅を「てんしゅ」と読むのは間違いです。
また天誅(てんちゅう)のように「天(てん)」が用いられている言葉には、
「天罰(てんばつ)・天気(てんき)・野天(のてん)・霜天(そうてん)」などがあります。
天誅(てんちゅう)のように「誅(ちゅう)」が用いられている言葉には、
「筆誅(ひっちゅう)・誅伐(ちゅうばつ)・誅求(ちゅうきゅう)・誅滅(ちゅうめつ)」などがあります。
次の章で天誅の意味と類義語について解説していきます。
2.天誅の意味と類義語について
では天誅の意味と類義語について見ていきましょう。
まず天誅は「天の下す罰のこと。また、天に代わって罰すること」の意味として用いられています。
天誅を用いた例文としては、「天誅を加える」や、
「彼には天誅が下ったのだろう」のような使い方で用いられています。
また天誅の類義語としては、「天罰(てんばつ)・神罰(しんばつ)・懲罰(ちょうばつ)・災厄(さいやく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても天誅と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「天誅の読み方と意味、”てんちゅう”と”てんしゅ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 天誅の正しい読み方は「てんちゅう」で、「てんしゅ」は間違い。
- 天誅は「天の下す罰のこと。また、天に代わって罰すること」の意味。
- 天誅の類義語には、「天罰・神罰・懲罰・災厄」などがある。