このページでは築港の読み方と意味、「ちっこう」と「ちくこう」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.築港の正しい読み方は「ちっこう」「ちくこう」?

 

結論から言ってしまうと、築港の正しい読み方は「ちっこう」「ちくこう」の両方になります

 

築港の”築”は「きず(く)」「ちく」、”港”は「みなと」「こう」と読むことができます。

 

 

ただ一般的には築港は「ちっこう」と読むことがほとんどです。

 

 

 

また築港の”築”の読み方は「ちく」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「ちっ」という読み方をすることはできません。

 

築港のように「ちくこう」ではなく、「ちっこう」と変化して読むのは、日本語の「促音化(そくおんか)」と呼ばれているものです

 

 

促音化とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語(カ行・サ行・タ行・パ行)の前に付いた音が「っ」(これを促音という)に変化する現象のこと”を言います。

 

築港であれば、築(ちく)+港(こう)なので、港(後ろの語)の前に付いた音である”く”が促音の”っ”に変化します。

 

 

 

例えば「楽器(がっき)」や「切削(せっさく)」は促音化なしで読むと、
「がくき」や「せつさく」と読むのが普通です。

 

もともと”楽”には「がっ」という読み方はないですし、”切”にも「せっ」という読み方は存在しません

 

 

ですが日本語では促音化によって促音(「っ」)に変化するため、
「楽(がっ)」「切(せっ)」と変化させて読んでいるのです。

 

ただすべての言葉が促音化によって促音(「っ」)に変化するわけではないので、注意してください。

 

 

次の章で築港の意味と類義語について解説していきます。

 

2.築港の意味と類義語について

 

築港は「船舶の出入りや停泊に必要な工事をして港を築くこと。また、その港のこと」の意味として用いられています。

 

 

築港を用いた例文としては、「築港のための工事」や、
「湾の一部を埋め立てて築港する」のような使い方で用いられています。

 

 

 

また築港の類義語としては、「築堤(ちくてい)・築城(ちくじょう)・建築(けんちく)・建造(けんぞう)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても築港と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「築港の読み方と意味、”ちっこう”と”ちくこう”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 築港の正しい読み方は「ちっこう」「ちくこう」の両方。
  • 築港は「船舶の出入りや停泊に必要な工事をして港を築くこと。また、その港のこと」の意味。
  • 築港の類義語には、「築堤・築城・建築・建造」などがある。

 

 

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