さて日常的に使われるもので「朝夕」という言葉があります。
この朝夕に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
朝夕がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは朝夕の読み方と意味、「あさゆう」と「ちょうせき」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
１．朝夕の正しい読み方は「あさゆう」「ちょうせき」？
では朝夕の正しい読み方は、「あさゆう」「ちょうせき」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、朝夕の正しい読み方は「あさゆう」「ちょうせき」「ちょうじゃく」になります。
朝夕の”朝”は「あさ」「ちょう」、”夕”は「ゆう」「せき」「じゃく」と読むことができます。
一般的には朝夕は「あさゆう」と読むことが多いです。
ただ朝夕は「あさゆう」「ちょうせき」「ちょうじゃく」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
（次の章でそれぞれの意味について解説していきます）
また朝夕（あさゆう）のように「朝（あさ）」が用いられている言葉には、
「朝方（あさがた）・朝顔（あさがお）・朝市（あさいち）・朝餉（あさげ）」などがあります。
朝夕（あさゆう）のように「夕（ゆう）」が用いられている言葉には、
「夕立（ゆうだち）・夕顔（ゆうがお）・夕闇（ゆうやみ）・夕餉（ゆうげ）」などがあります。
次の章で朝夕の意味と類義語について解説していきます。
２．朝夕の意味と類義語について
では朝夕の意味と類義語について見ていきましょう。
まず朝夕（あさゆう）は「朝と夕方のこと/いつも。常に」の意味として用いられています。
朝夕を「あさゆう」と読むと上記のような意味になりますが、
「ちょうせき」「ちょうじゃく」と読むと下記のような意味となります。
朝夕は「ちょうせき」と読むと「朝と夕方/いつも。常に/朝と晩の食事」の意味、「ちょうじゃく」と読むと「朝と夕方」の意味のみとなります。
このように朝夕は「あさゆう」「ちょうせき」「ちょうじゃく」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
朝夕を用いた例文としては、「朝夕の挨拶をかかさない」や、
「朝夕、慣れ親しむ」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「朝と夕方のこと」の意味で、
後者の例文は「いつも。常に」の意味で使用しています。
また朝夕の類義語としては、「朝晩（あさばん）・有明（ありあけ）・朝宵（あさよい）・朝暮（ちょうぼ）」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても朝夕と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「朝夕の読み方と意味、”あさゆう”と”ちょうせき”正しいのは？」でした。
３．まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 朝夕の正しい読み方は「あさゆう」「ちょうせき」「ちょうじゃく」。
- 朝夕（あさゆう）は「朝と夕方のこと/いつも。常に」の意味。
- 朝夕（ちょうせき）は「朝と夕方のこと/いつも。常に/朝と晩の食事のこと」の意味。
- 朝夕（ちょうじゃく）は「朝と夕方のこと」の意味。
- 朝夕の類義語には、「朝晩・有明・朝宵・朝暮」などがある。