奉るの読み方と意味、「たてまつる」と「まつる」正しいのは?

 

さて日常的に使われるもので「奉る」という言葉があります。

 

この奉るに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
奉るがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは奉るの読み方と意味、「たてまつる」と「まつる」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.奉るの正しい読み方は「たてまつる」「まつる」?

 

では奉るの正しい読み方は、「たてまつる」「まつる」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、奉るの正しい読み方は「たてまつる」「まつる」の両方になります

 

奉るの”奉”は「たてまつ(る)」「まつ(る)」「ほう」「ぶ」と読むことができます。

 

 

一般的には奉るは「たてまつる」と読むことがほとんどです。

 

ただ奉るを「たてまつる」「まつる」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。

 

 

次の章で奉るの意味と類義語について解説していきます。

 

2.奉るの意味と類義語について

 

では奉るの意味と類義語について見ていきましょう。

 

まず奉る(たてまつる)は「献上すること/上辺だけ敬って、高い地位の者として扱うこと/〜申し上げる」の意味として用いられています。

 

 

奉るを「たてまつる」と読むと上記のような意味になりますが、
「まつる」と読むと「献上すること/〜申し上げる」の意味のみとなります

 

このように奉るは「たてまつる」「まつる」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。

 

 

 

奉るを用いた例文としては、「会長に奉る(たてまつる)」や、
「神前に祝詞を奉る」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「上辺だけ敬って、高い地位の者として扱うこと」の意味で、
後者の例文は「献上すること」の意味で使用しています。

 

 

 

また奉るの類義語としては、「献納(けんのう)・贈呈(ぞうてい)・供物(くもつ)・供える(そなえる)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても奉ると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「奉るの読み方と意味、”たてまつる”と”まつる”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 奉るの正しい読み方は「たてまつる」「まつる」の両方。
  • 奉る(たてまつる)は「献上すること/上辺だけ敬って、高い地位の者として扱うこと/〜申し上げる」の意味。
  • 奉る(まつる)は「献上すること/〜申し上げる」の意味。
  • 奉るの類義語には、「献納・贈呈・供物・供える」などがある。

 

 

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