このページでは多聞の読み方と意味、「たもん」と「たぶん」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.多聞の正しい読み方は「たもん」「たぶん」?

 

結論から言ってしまうと、多聞の正しい読み方は「たもん」「たぶん」の両方になります

 

多聞の”聞”は「き(く)」「ぶん」「もん」と読むことができます。

 

 

 

一般的には多聞は「たぶん」と読むことがほとんどです。

 

ただ多聞は「たもん」「たぶん」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。

 

(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)

 

 

 

また多聞(たもん)のように「聞(もん)」が用いられている言葉には、
「声聞(しょうもん)・奏聞(そうもん)・相聞(そうもん)・聴聞(ちょうもん)」などがあります。

 

多聞(たぶん)のように「聞(ぶん)」が用いられている言葉には、
「新聞(しんぶん)・寡聞(かぶん)・見聞(けんぶん)・他聞(たぶん)」などがあります。

 

 

次の章で多聞の意味と類義語について解説していきます。

 

2.多聞の意味と類義語について

 

多聞(たもん)は「城壁の上に塀のように作られた長屋(ながや)風の建築物のこと/屋敷の周囲に建てた長屋のこと」の意味として用いられています。

 

 

多聞を「たもん」と読むと上記のような意味になりますが、
「たぶん」と読むと「物事を多く聞き知っていること」の意味となります

 

このように多聞は「たもん」「たぶん」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。

 

 

 

多聞を用いた例文としては、「城の石垣の上にある多聞(たもん)」や、
「彼は多聞(たぶん)博識な人だ」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「城壁の上に塀のように作られた長屋風の建築物」の意味で、
後者の例文は「物事を多く聞き知っていること」の意味で使用しています。

 

 

 

また多聞の類義語としては、「百聞(ひゃくぶん)・博識(はくしき)・有識(ゆうしき)・熟知(じゅくち)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても多聞と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「多聞の読み方と意味、”たもん”と”たぶん”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 多聞の正しい読み方は「たもん」「たぶん」の両方。
  • 多聞(たもん)は「城壁の上に塀のように作られた長屋風の建築物のこと/屋敷の周囲に建てた長屋のこと」の意味。
  • 多聞(たぶん)は「物事を多く聞き知っていること」の意味。
  • 多聞の類義語には、「百聞・博識・有識・熟知」などがある。

 

 

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