さて日常的に使われるもので「多岐」という言葉があります。
この多岐に使用されている漢字(特に”岐”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは多岐の読み方と意味、「たき」と「たし」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.多岐の正しい読み方は「たき」「たし」?
では多岐の正しい読み方は、「たき」「たし」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、多岐の正しい読み方は「たき」になります。
多岐の”岐”は「わか(れる)」「き」と読むことはできますが、
「し」と読むことはできないので、多岐を「たし」と読むのは間違いです。
また多岐(たき)のように「多(た)」が用いられている言葉には、
「多量(たりょう)・多少(たしょう)・多面(ためん)・多方(たほう)」などがあります。
多岐(たき)のように「岐(き)」が用いられている言葉には、
「岐路(きろ)・岐山(きざん)・分岐(ぶんき)・青岐(せいき)」などがあります。
次の章で多岐の意味と類義語について解説していきます。
2.多岐の意味と類義語について
では多岐の意味と類義語について見ていきましょう。
まず多岐は「事柄が多方面に分かれているさま」の意味として用いられています。
多岐を用いた例文としては、「多岐に及ぶ」や、
「問題が多岐にわたる」のような使い方で用いられています。
また多岐の類義語としては、「多方(たほう)・多面(ためん)・多様(たよう)・八方(はっぽう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても多岐と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「多岐の読み方と意味、”たき”と”たし”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 多岐の正しい読み方は「たき」で、「たし」は間違い。
- 多岐は「事柄が多方面に分かれているさま」の意味。
- 多岐の類義語には、「多方・多面・多様・八方」などがある。