造作の読み方と意味、「ぞうさ」と「ぞうさく」正しいのは?

 

さて日常的に使われるもので「造作」という言葉があります。

 

この造作に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
造作がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは造作の読み方と意味、「ぞうさ」と「ぞうさく」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.造作の正しい読み方は「ぞうさ」「ぞうさく」?

 

では造作の正しい読み方は、「ぞうさ」「ぞうさく」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、造作の正しい読み方は「ぞうさ」「ぞうさく」の両方になります

 

造作の”作”は「つく(る)」「さく」「さ」と読むことができます。

 

 

 

一般的には造作は「ぞうさ」と読むことが多いです。

 

ただ造作は「ぞうさ」「ぞうさく」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。

 

(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)

 

 

 

また造作(ぞうさ)のように「作(さ)」が用いられている言葉には、
「作用(さよう)・作法(さほう)・作業(さぎょう)・作動(さどう)」などがあります。

 

造作(ぞうさく)のように「作(さく)」が用いられている言葉には、
「工作(こうさく)・力作(りきさく)・自作(じさく)・合作(がっさく)」などがあります。

 

 

次の章で造作の意味と類義語について解説していきます。

 

2.造作の意味と類義語について

 

では造作の意味と類義語について見ていきましょう。

 

まず造作(ぞうさ)は「手間がかかること/もてなし。ごちそうのこと/技巧・装飾のこと/造ること」の意味として用いられています。

 

 

造作を「ぞうさ」と読むと上記のような意味になりますが、
「ぞうさく」と読むと「建物内部の装飾や建具/顔のつくり・目鼻立ち/造ること」の意味となります

 

このように造作を「ぞうさ」「ぞうさく」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。

 

 

 

造作を用いた例文としては、「造作(ぞうさ)もない」や、
「造作(ぞうさく)が整っている」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「手間がかかること」の意味で、
後者の例文は「顔のつくり・目鼻立ち」のい意味で使用しています。

 

 

 

また造作の類義語としては、「面倒(めんどう)・繁雑(はんざつ)・冗長(じょうちょう)・手間(てま)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても造作と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「造作の読み方と意味、”ぞうさ”と”ぞうさく”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 造作の正しい読み方は「ぞうさ」「ぞうさく」の両方。
  • 造作(ぞうさ)は「手間がかかること/もてなし。ごちそうのこと/技巧・装飾のこと/造ること」の意味。
  • 造作(ぞうさく)は「建物内部の装飾や建具のこと/顔のつくり・目鼻立ちのこと/造ること」の意味。
  • 造作の類義語には、「面倒・繁雑・冗長・手間」などがある。

 

 

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