さて日常的に使われるもので「措置」という言葉があります。
この措置に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
措置がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは措置の読み方と意味、「しゃくち」と「そち」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.措置の正しい読み方は「しゃくち」「そち」?
では措置の正しい読み方は、「しゃくち」「そち」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、措置の正しい読み方は「そち」になります。
措置の”措”は「そ」と読むことはできますが、「しゃく」と読むことはできないので、措置を「しゃくち」と読むのは間違いです。
措置の”措(そ)”という字は、”借(しゃく)”という字に似ているため注意が必要です。
また措置(そち)のように「措(そ)」が用いられている言葉には、
「挙措(きょそ)・措辞(そじ)・措定(そてい)・措大(そだい)」などがあります。
措置(そち)のように「置(ち)」が用いられている言葉には、
「処置(しょち)・位置(いち)・拘置(こうち)・放置(ほうち)」などがあります。
次の章で措置の意味と類義語について解説していきます。
2.措置の意味と類義語について
では措置の意味と類義語について見ていきましょう。
まず措置は「上手く取り計らって始末すること」の意味として用いられています。
措置を用いた例文としては、「適切な措置をとる」や、
「措置を講ずる」のような使い方で用いられています。
また措置の類義語としては、「処置(しょち)・始末(しまつ)・善処(ぜんしょ)・処理(しょり)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても古巣と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「措置の読み方と意味、”しゃくち”と”そち”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 措置の正しい読み方は「そち」で、「しゃくち」は間違い。
- 措置は「上手く取り計らって始末すること」の意味。
- 措置の類義語には、「処置・始末・善処・処理」などがある。