さて日常的に使われるもので「喪失」という言葉があります。
この喪失に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
喪失がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは喪失の読み方と意味、「そうしつ」と「もしつ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.喪失の正しい読み方は「そうしつ」「もしつ」?
では喪失の正しい読み方は、「そうしつ」「もしつ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、喪失の正しい読み方は「そうしつ」になります。
喪失の”喪”は「うしな(う)」「そう」「も」と読むことができますが、
喪失は「そうしつ」と読むのが正しく、「もしつ」と読むのは間違いです。
また喪失(そうしつ)のように「喪(そう)」が用いられている言葉には、
「喪心(そうしん)・大喪(たいそう)・喪亡(そうぼう)・喪家(そうか)」などがあります。
喪失(そうしつ)のように「失(しつ)」が用いられている言葉には、
「消失(しょうしつ)・失望(しつぼう)・失恋(しつれん)・失念(しつねん)」などがあります。
次の章で喪失の意味と類義語について解説していきます。
2.喪失の意味と類義語について
では喪失の意味と類義語について見ていきましょう。
まず喪失は「なくすこと。失うこと」の意味として用いられています。
喪失は主に、”抽象的・精神的な事柄に対して”用いられます。
喪失を用いた例文としては、「彼は記憶喪失だ」や、
「自信が喪失した」のような使い方で用いられています。
また喪失の類義語としては、「失墜(しっつい)・消失(しょうしつ)・紛失(ふんしつ)・流失(りゅうしつ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても喪失と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「喪失の読み方と意味、”そうしつ”と”もしつ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 喪失の正しい読み方は「そうしつ」で、「もしつ」は間違い。
- 喪失は「なくすこと。失うこと」の意味。
- 喪失の類義語には、「失墜・消失・紛失・流失」などがある。