さて日常的に使われるもので「問答」という言葉があります。
この問答に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
問答がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは問答の読み方と意味、「もんどう」と「もんとう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
では問答の正しい読み方は、「もんどう」「もんとう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、問答の正しい読み方は「もんどう」になります。
問答の”答”は「こた(える)」「とう」と読むことができますが、
問答は「もんどう」と読むのが正しく、「もんとう」と読むのは間違いです。
また”答”の読み方は「とう」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「どう」という読み方をすることはできません。
問答のように「もんとう」ではなく、「もんどう」と濁って読むのは、日本語の「連濁(れんだく)」と呼ばれているものです。
連濁とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと”を言います。
問答であれば、問(もん)+答(とう)なので、答(後ろの語)の語頭である清音の”と”が濁音の”ど”に変化します。
例えば「手紙(てがみ)」や「綿毛(わたげ)」は連濁なしで読むと、
「てかみ」や「わたけ」と読むのが普通です。
もともと”紙”には「がみ」という読み方はないですし、”毛”にも「げ」という読み方は存在しません。
ですが日本語では連濁によって後ろの語頭が清音から濁音に変わるため、
「手紙(てがみ)」「綿毛(わたげ)」と濁らせて読んでいるのです。
ただすべての言葉が連濁によって濁音に変化するわけではないので、注意してください。
次の章で問答の意味と類義語について解説していきます。
では問答の意味と類義語について見ていきましょう。
まず問答は「問うことと答えること/議論すること」の意味として用いられています。
問答を用いた例文としては、「禅問答を行う」や、「問答している時間はない」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「問うことと答えること」の意味で、後者の例文は「議論すること」の意味で使用しています。
また問答の類義語としては、「質問(しつもん)・質疑(しつぎ)・口答(こうとう)・論争(ろんそう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても問答と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「問答の読み方と意味、”もんどう”と”もんとう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、