さて日常的に使われるもので「脆弱」という言葉があります。
この脆弱に使用されている漢字(特に”脆”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは脆弱の読み方と意味、「きじゃく」と「ぜいじゃく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.脆弱の正しい読み方は「きじゃく」「ぜいじゃく」?
では脆弱の正しい読み方は、「きじゃく」「ぜいじゃく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、脆弱の正しい読み方は「ぜいじゃく」になります。
脆弱の”脆”は「もろ(い)」「ぜい」と読むことはできますが、
「き」と読むことはできないので、脆弱を「きじゃく」と読むのは間違いです。
また脆弱(ぜいじゃく)のように「脆(ぜい)」が用いられている言葉は、
他には「脆性(ぜいせい)」しか見つけることができませんでした。
脆弱(ぜいじゃく)のように「弱(じゃく)」が用いられている言葉には、
「虚弱(きょじゃく)・弱者(じゃくしゃ)・衰弱(すいじゃく)・弱卒(じゃくそつ)」などがあります。
次の章で脆弱の意味と類義語について解説していきます。
2.脆弱の意味と類義語について
では脆弱の意味と類義語について見ていきましょう。
まず脆弱は「脆(もろ)くて弱いこと」の意味として用いられています。
脆弱を用いた例文としては、「脆弱な箇所を見つけた」や、
「依然として脆弱なままだ」のような使い方で用いられています。
また脆弱の類義語としては、「柔弱(にゅうじゃく)・惰弱(だじゃく)・貧弱(ひんじゃく)・軟弱(なんじゃく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても脆弱と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「脆弱の読み方と意味、”きじゃく”と”ぜいじゃく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 脆弱の正しい読み方は「ぜいじゃく」で、「きじゃく」は間違い。
- 脆弱は「脆くて弱いこと」の意味。
- 脆弱の類義語には、「柔弱・惰弱・貧弱・軟弱」などがある。