このページでは生石灰の読み方と意味、「しょうせっかい」と「せいせっかい」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.生石灰の正しい読み方は「しょうせっかい」「せいせっかい」?

 

結論から言ってしまうと、生石灰の正しい読み方は「せいせっかい」「きせっかい」になります

 

生石灰の”生”は「い(きる)」「せい」「しょう」「き」と読むことができますが、生石灰は「せいせっかい」「きせっかい」と読むのが正しく、「しょうせっかい」と読むのは間違いです。

 

 

 

ただ一般的には生石灰は「せいせっかい」と読むことが多いです。

 

「しょうせっかい」というのは、”消石灰(しょうせっかい)”と書き表されるため注意が必要です。

 

 

 

また石灰の”石”の読み方は「せき」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「せっ」という読み方をすることはできません。

 

石灰のように「せきかい」ではなく、「せっかい」と変化して読むのは、日本語の「促音化(そくおんか)」と呼ばれているものです

 

 

促音化とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語(カ行・サ行・タ行・パ行)の前に付いた音が「っ」(これを促音という)に変化する現象のこと”を言います。

 

石灰であれば、石(せき)+灰(かい)なので、灰(後ろの語)の前に付いた音である”き”が促音の”っ”に変化します。

 

 

 

例えば「楽器(がっき)」や「切削(せっさく)」は促音化なしで読むと、
「がくき」や「せつさく」と読むのが普通です。

 

もともと”楽”には「がっ」という読み方はないですし、”切”にも「せっ」という読み方は存在しません

 

 

ですが日本語では促音化によって促音(「っ」)に変化するため、
「楽(がっ)」「切(せっ)」と変化させて読んでいるのです。

 

ただすべての言葉が促音化によって促音(「っ」)に変化するわけではないので、注意してください。

 

 

次の章で生石灰の意味と類義語について解説していきます。

 

2.生石灰の意味と類義語について

 

生石灰は「酸化カルシウムの俗称のこと」の意味として用いられています。

 

 

生石灰を用いた例文としては、「生石灰を用いて行う」や、
「生石灰に水を加え、消石灰にする」のような使い方で用いられています。

 

 

 

また生石灰の類義語としては、「消石灰(しょうせっかい)・石灰(せっかい)・石膏(せっこう)・苛性ソーダ(かせいそーだ)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても生石灰と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「生石灰の読み方と意味、”しょうせっかい”と”せいせっかい”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 生石灰の正しい読み方は「せいせっかい」「きせっかい」の両方で、「しょうせっかい」は間違い。
  • 生石灰は「酸化カルシウムの俗称のこと」の意味。
  • 生石灰の類義語には、「消石灰・石灰・石膏・苛性ソーダ」などがある。

 

 

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