さて日常的に使われるもので「施主」という言葉があります。
この施主に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
施主がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは施主の読み方と意味、「せしゅ」と「せぬし」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.施主の正しい読み方は「せしゅ」「せぬし」?
では施主の正しい読み方は、「せしゅ」「せぬし」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、施主の正しい読み方は「せしゅ」になります。
施主の”施”は「ほどこ(す)」「せ」「し」、”主”は「ぬし」「しゅ」と読むことができますが、施主は「せしゅ」と読むのが正しく、「せぬし」と読むのは間違いです。
また施主(せしゅ)のように「施(せ)」が用いられている言葉には、
「施工(せこう)・施術(せじゅつ)・施与(せよ)・施米(せまい)」などがあります。
施主(せしゅ)のように「主(しゅ)」が用いられている言葉には、
「主因(しゅいん)・主観(しゅかん)・主幹(しゅかん)・主義(しゅぎ)」などがあります。
次の章で施主の意味と類義語について解説していきます。
2.施主の意味と類義語について
では施主の意味と類義語について見ていきましょう。
まず施主は「寺や僧に金品を施(ほどこ)す人のこと/葬儀・法事などを行う人のこと/建築や土木工事の依頼者のこと」の意味として用いられています。
施主を用いた例文としては、「施主は兄です」や、
「内装工事のみ施主が行う」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「葬儀・法事などを行う人のこと」の意味で、
後者の例文は「建築や土木工事の依頼者のこと」の意味で使用しています。
また施主の類義語としては、「喪主(もしゅ)・顧客(こきゃく)・発注者(はっちゅうしゃ)・施工主(せこうぬし)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても施主と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「施主の読み方と意味、”せしゅ”と”せぬし”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 施主の正しい読み方は「せしゅ」で、「せぬし」は間違い。
- 施主は「寺や僧に金品を施す人のこと/葬儀・法事などを行う人のこと/建築や土木工事の依頼者のこと」の意味。
- 施主の類義語には、「喪主・顧客・発注者・施工主」などがある。