結論から言ってしまうと、施主の正しい読み方は「せしゅ」になります。
施主の”施”は「ほどこ(す)」「せ」「し」、”主”は「ぬし」「しゅ」と読むことができますが、施主は「せしゅ」と読むのが正しく、「せぬし」と読むのは間違いです。
また施主(せしゅ)のように「施(せ)」が用いられている言葉には、
「施工(せこう)・施術(せじゅつ)・施与(せよ)・施米(せまい)」などがあります。
施主(せしゅ)のように「主(しゅ)」が用いられている言葉には、
「主因(しゅいん)・主観(しゅかん)・主幹(しゅかん)・主義(しゅぎ)」などがあります。
次の章で施主の意味と類義語について解説していきます。
施主は「寺や僧に金品を施(ほどこ)す人のこと/葬儀・法事などを行う人のこと/建築や土木工事の依頼者のこと」の意味として用いられています。
施主を用いた例文としては、「施主は兄です」や、
「内装工事のみ施主が行う」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「葬儀・法事などを行う人のこと」の意味で、
後者の例文は「建築や土木工事の依頼者のこと」の意味で使用しています。
また施主の類義語としては、「喪主(もしゅ)・顧客(こきゃく)・発注者(はっちゅうしゃ)・施工主(せこうぬし)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても施主と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「施主の読み方と意味、”せしゅ”と”せぬし”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど