さて日常的に使われるもので「惜別」という言葉があります。
この惜別に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
惜別がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは惜別の読み方と意味、「せきべつ」と「しゃくべつ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.惜別の正しい読み方は「せきべつ」「しゃくべつ」?
では惜別の正しい読み方は、「せきべつ」「しゃくべつ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、惜別の正しい読み方は「せきべつ」になります。
惜別の”惜”は「お(しい)」「せき」「しゃく」と読むことができますが、
惜別は「せきべつ」と読むのが正しく、「しゃくべつ」と読むのは間違いです。
また惜別(せきべつ)のように「惜(せき)」が用いられている言葉には、
「哀惜(あいせき)・愛惜(あいせき)・惜敗(せきはい)・惜春(せきしゅん)」などがあります。
惜別(せきべつ)のように「別(べつ)」が用いられている言葉には、
「区別(くべつ)・大別(たいべつ)・永別(えいべつ)・判別(はんべつ)」などがあります。
次の章で惜別の意味と類義語について解説していきます。
2.惜別の意味と類義語について
では惜別の意味と類義語について見ていきましょう。
まず惜別は「別れを惜しむこと」の意味として用いられています。
惜別を用いた例文としては、「惜別の気持ちを抱く」や、
「惜別の念に堪えない」のような使い方で用いられています。
また惜別の類義語としては、「愛惜(あいせき)・哀惜(あいせき)・決別(けつべつ)・名残惜しむ(なごりおしむ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても惜別と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「惜別の読み方と意味、”せきべつ”と”しゃくべつ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 惜別の正しい読み方は「せきべつ」で、「しゃくべつ」は間違い。
- 惜別は「別れを惜しむこと」の意味。
- 惜別の類義語には、「愛惜・哀惜・決別・名残惜しむ」などがある。