さて日常的に使われるもので「凄絶」という言葉があります。
この凄絶に使用されている漢字(特に”凄”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは凄絶の読み方と意味、「せいぜつ」と「さいぜつ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.凄絶の正しい読み方は「せいぜつ」「さいぜつ」?
では凄絶の正しい読み方は、「せいぜつ」「さいぜつ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、凄絶の正しい読み方は「せいぜつ」になります。
凄絶の”凄”は「すご(い)」「すさ(まじい)」「せい」と読むことはできますが、「さい」と読むことはできないので、凄絶を「さいぜつ」と読むのは間違いです。
また凄絶(せいぜつ)のように「凄(せい)」が用いられている言葉には、
「凄惨(せいさん)・凄然(せいぜん)・凄艶(せいえん)・凄切(せいせつ)」などがあります。
凄絶(せいぜつ)のように「絶(ぜつ)」が用いられている言葉には、
「絶縁(ぜつえん)・絶大(ぜつだい)・壮絶(そうぜつ)・拒絶(きょぜつ)」などがあります。
次の章で凄絶の意味と類義語について解説していきます。
2.凄絶の意味と類義語について
では凄絶の意味と類義語について見ていきましょう。
まず凄絶は「例えようもなく凄(すさ)まじいこと」の意味として用いられています。
凄絶を用いた例文としては、「凄絶な現場にいる」や、
「凄絶な戦いによるもの」のような使い方で用いられています。
また凄絶の類義語としては、「壮絶(そうぜつ)・圧倒(あっとう)・強烈(きょうれつ)・激甚(げきじん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても凄絶と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「凄絶の読み方と意味、”せいぜつ”と”さいぜつ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 凄絶の正しい読み方は「せいぜつ」で、「さいぜつ」は間違い。
- 凄絶は「例えようもなく凄まじいこと」の意味。
- 凄絶の類義語には、「壮絶・圧倒・強烈・激甚」などがある。