さて日常的に使われることはあまりないですが、「頭重」という言葉があります。
この頭重に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
頭重がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは頭重の読み方と意味、「ずじゅう」と「ずおも」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.頭重の正しい読み方は「ずじゅう」「ずおも」?
では頭重の正しい読み方は、「ずじゅう」「ずおも」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、頭重の正しい読み方は「ずじゅう」「ずおも」の両方になります。
頭重の”頭”は「あたま」「とう」「ず」、”重”は「おも(い)」「じゅう」と読むことができます。
一般的には頭重は「ずおも」と読むことが多いです。
ただ頭重は「ずじゅう」「ずおも」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また頭重(ずじゅう)のように「重(じゅう)」が用いられている言葉には、
「重体(じゅうたい)・重力(じゅうりょく)・重要(じゅうよう)・重量(じゅうりょう)」などがあります。
頭重(ずおも)のように「重(おも)」が用いられている言葉には、
「口重(くちおも)・尻重(しりおも)・重手(おもで)・重湯(おもゆ)」などがあります。
次の章で頭重の意味と類義語について解説していきます。
2.頭重の意味と類義語について
では頭重の意味と類義語について見ていきましょう。
まず頭重(ずおも)は「頭が重苦しく感じること/他人になかなか頭を下げない態度のこと/相場は上がり気味だが、なかなか上がらないでいる状態のこと」の意味として用いられています。
頭重を「ずおも」と読むと上記のような意味になりますが、
「ずじゅう」と読むと「頭が重苦しく感じること」の意味のみとなります。
このように頭重は「ずじゅう」「ずおも」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
頭重を用いた例文としては、「頭重を解消する」や、
「頭重(ずおも)さが目立つ相場」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「頭が重苦しく感じること」の意味で、
後者の例文は「相場は上がり気味だが、なかなか上がらないでいる状態のこと」の意味で使用しています。
また頭重の類義語としては、「頭痛(ずつう)・鈍痛(どんつう)・圧迫(あっぱく)・苦痛(くつう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても頭重と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「頭重の読み方と意味、”ずじゅう”と”ずおも”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 頭重の正しい読み方は「ずじゅう」「ずおも」の両方。
- 頭重(ずおも)は「頭が重苦しく感じること/他人になかなか頭を下げない態度のこと/相場は上がり気味だが、なかなか上がらないでいる状態のこと」の意味。
- 頭重(ずじゅう)は「頭が重苦しく感じること」の意味。
- 頭重の類義語には、「頭痛・鈍痛・圧迫・苦痛」などがある。