結論から言ってしまうと、身上の正しい読み方は「しんじょう」「しんしょう」の両方になります。
身上の”身”は「み」「しん」、”上”は「うえ」「じょう」「しょう」と読むことができますが、身上は「しんじょう」「しんしょう」と読むのが正しく、「みのうえ」と読むのは間違いです。
「みのうえ」というのは、”身の上”と書き表されます。
一般的には身上は「しんじょう」と読むことがほとんどです。
ただ身上は「しんじょう」「しんしょう」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また身上(しんじょう)のように「上(じょう)」が用いられている言葉には、
「計上(けいじょう)・向上(こうじょう)・計上(けいじょう)・至上(しじょう)」などがあります。
身上(しんしょう)のように「上(しょう)」が用いられている言葉は、
他には「上人(しょうにん)」しか見つけることができませんでした。
次の章で身上の意味と類義語について解説していきます。
身上(しんじょう)は「自分の身に関すること/特に良い所のこと」の意味として用いられています。
身上を「しんじょう」と読むと上記のような意味になりますが、
「しんしょう」と読むと、「財産のこと/家計のやりくりのこと」の意味となります。
このように身上は「しんじょう」「しんしょう」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
身上を用いた例文としては、「彼の身上(しんじょう)は素直な所」や、「身上(しんしょう)を築き上げる」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「特に良い所のこと」の意味で、後者の例文は「財産のこと」の意味で使用しています。
また身上の類義語としては、「状況(じょうきょう)・立場(たちば)・境遇(きょうぐう)・境涯(きょうがい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても身上と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「身上の読み方と意味、”しんじょう”と”みのうえ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>