甚平の読み方と意味、「じんべい」と「じんへい」正しいのは？

 

さて日常的に使われるもので「甚平」という言葉があります。

 

この甚平に使用されている漢字（特に”甚”）は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは甚平の読み方と意味、「じんべい」と「じんへい」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

 

では甚平の正しい読み方は、「じんべい」「じんへい」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、甚平の正しい読み方は「じんべい」になります。

 

甚平の”甚”は「はなは（だ）」「いた（く）」「じん」、”平”は「ひら」「へい」と読むことができますが、甚平は「じんべい」と読むのが正しく、「じんへい」と読むのは間違いです。

 

 

 

また”平”の読み方は「へい」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「べい」という読み方をすることはできません。

 

甚平のように「じんへい」ではなく、「じんべい」と濁って読むのは、日本語の「連濁（れんだく）」と呼ばれているものです。

 

 

連濁とは、”２つの語が結びついて１つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと”を言います。

 

甚平であれば、甚（じん）＋平（へい）なので、平（後ろの語）の語頭である清音の”へ”が濁音の”べ”に変化します。

 

 

 

例えば「手紙（てがみ）」や「綿毛（わたげ）」は連濁なしで読むと、
「てかみ」や「わたけ」と読むのが普通です。

 

もともと”紙”には「がみ」という読み方はないですし、”毛”にも「げ」という読み方は存在しません。

 

 

ですが日本語では連濁によって後ろの語頭が清音から濁音に変わるため、
「手紙（てがみ）」「綿毛（わたげ）」と濁らせて読んでいるのです。

 

ただすべての言葉が連濁によって濁音に変化するわけではないので、注意してください。

 

 

次の章で甚平の意味と類義語について解説していきます。

 

 

では甚平の意味と類義語について見ていきましょう。

 

まず甚平は「夏に用いられ、膝上丈ぐらいで、広そでの着物のこと」の意味として用いられています。

 

 

甚平を用いた例文としては、「甚平を着た人」や、
「甚平に着替える」のような使い方で用いられています。

 

 

 

また甚平の類義語としては、「羽織（はおり）・着物（きもの）・陣羽織（じんばおり）・作務衣（さむえ）」などの言葉が挙げられます。

 

どの言葉についても甚平と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「甚平の読み方と意味、”じんべい”と”じんへい”正しいのは？」でした。

 

 

これまで説明したことをまとめますと、

 

 

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