このページでは重版の読み方と意味、「じゅうはん」と「じゅうばん」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.重版の正しい読み方は「じゅうはん」「じゅうばん」?

 

結論から言ってしまうと、重版の正しい読み方は「じゅうはん」になります

 

重版の”版”は「はん」(連濁により「ばん」)と読むことはできますが、重版を「じゅうばん」と読むのは間違いです

 

(連濁とは、2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと)

 

 

 

また重版(じゅうはん)のように「重(じゅう)」が用いられている言葉には、
「比重(ひじゅう)・多重(たじゅう)・加重(かじゅう)・重要(じゅうよう)」などがあります。

 

重版(じゅうはん)のように「版(はん)」が用いられている言葉には、
「図版(ずはん)・版画(はんが)・凹版(おうはん)・版元(はんもと)」などがあります。

 

 

次の章で重版の意味と類義語について解説していきます。

 

2.重版の意味と類義語について

 

重版は「同じ書籍の版数を重ねること」の意味として用いられています。

 

初めて出版された書籍は”初版(しょはん)”や”第一版(だいいっぱん)”と呼ばれます。

 

 

重版を用いた例文としては、「重版することが決定した」や、
「この書籍が重版されることはないらしい」のような使い方で用いられています。

 

 

 

また重版の類義語としては、「再版(さいはん)・増刷(ぞうさつ)・重刻(じゅうこく)・重刷(じゅうさつ)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても重版と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「重版の読み方と意味、”じゅうはん”と”じゅうばん”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 重版の正しい読み方は「じゅうはん」で、「じゅうばん」は間違い。
  • 重版は「同じ書籍の版数を重ねること」の意味。
  • 重版の類義語には、「再版・増刷・重刻・重刷」などがある。

 

 

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