結論から言ってしまうと、聖人の正しい読み方は「せいじん」「しょうにん」の両方になります。
聖人の”聖”は「ひじり」「せい」「しょう」、”人”は「ひと」「じん」「にん」と読むことができます。
一般的には聖人は「せいじん」と読むことがほとんどです。
ただ聖人を「せいじん」「しょうにん」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説します)
また聖人(せいじん)のように「聖(せい)」が用いられている言葉には、
「聖域(せいいき)・四聖(しせい)・聖火(せいか)・聖者(せいじゃ)」などがあります。
聖人(せいじん)のように「人(じん)」が用いられている言葉には、
「人格(じんかく)・人員(じんいん)・人心(じんしん)・人外(じんがい)」などがあります。
次の章で聖人の意味について解説していきます。
聖人(せいじん)は「人徳が非常に優れた理想的な人物のこと/清酒の別称のこと」の意味として用いられています。
清酒は”聖人(せいじん)”と呼ばれるのに対して、濁酒(だくしゅ)は”賢人(けんじん)”と呼ばれ、賢人は聖人に次いで徳のある人のことを指しています。
聖人を「せいじん」と読むと上記のような意味になりますが、
「しょうにん」と読むと「学徳を備えた僧のこと/仏・菩薩(ぼさつ)のこと」の意味となります。
このように聖人は「せいじん」「しょうにん」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
また聖人の類義語としては、「聖者(せいじゃ)・四聖(しせい)・和尚(おしょう)・僧侶(そうりょ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても聖人と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「聖人の読み方と意味、”せいじん”と”しょうにん”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど