さて日常的に使われるもので「宿主」という言葉があります。
この宿主に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
宿主がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは宿主の読み方と意味、「やどぬし」と「しゅくしゅ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.宿主の正しい読み方は「やどぬし」「しゅくしゅ」?
では宿主の正しい読み方は、「やどぬし」「しゅくしゅ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、宿主の正しい読み方は「やどぬし」「しゅくしゅ」の両方になります。
宿主の”宿”は「やど」「しゅく」、”主”は「ぬし」「しゅ」と読むことができます。
一般的には宿主は「しゅくしゅ」と読むことが多いです。
ただ宿主は「やどぬし」「しゅくしゅ」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また宿主(しゅくしゅ)のように「宿(しゅく)」が用いられている言葉には、
「同宿(どうしゅく)・下宿(げしゅく)・宿意(しゅくい)・合宿(がっしゅく)」などがあります。
宿主(しゅくしゅ)のように「主(しゅ)」が用いられている言葉には、
「主演(しゅえん)・主観(しゅかん)・主因(しゅいん)・主従(しゅじゅう)」などがあります。
次の章で宿主の意味と類義語について解説していきます。
2.宿主の意味と類義語について
では宿主の意味と類義語について見ていきましょう。
まず宿主(やどぬし)は「宿の主人のこと/寄生生物によって寄生される側の生物のこと」の意味として用いられています。
宿主を「やどぬし」と読むと上記のような意味になりますが、
「しゅくしゅ」と読むと、「寄生生物によって寄生される側の生物」の意味のみとなります。
このように宿主は「やどぬし」「しゅくしゅ」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
宿主を用いた例文としては、「彼が宿主(やどぬし)です」や、
「それは中間宿主(しゅくしゅ)だ」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「宿の主人」の意味で、後者の例文は「寄生生物によって寄生される側の生物」の意味で使用しています。
また宿主の類義語としては、「奇主(きしゅ)・棟梁(とうりょう)・店主(てんしゅ)・世帯主(せたいぬし)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても宿主と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「宿主の読み方と意味、”やどぬし”と”しゅくしゅ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 宿主の正しい読み方は「やどぬし」「しゅくしゅ」の両方。
- 宿主(やどぬし)は「宿の主人のこと/寄生生物によって寄生される側の生物のこと」の意味。
- 宿主(しゅくしゅ)は「寄生生物によって寄生される側の生物のこと」の意味。
- 宿主の類義語には、「奇主・棟梁・店主・世帯主」などがある。