さて日常的に使われるもので「質屋」という言葉があります。
この質屋に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
質屋がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは質屋の読み方と意味、「しちや」と「しつや」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.質屋の正しい読み方は「しちや」「しつや」?
では質屋の正しい読み方は、「しちや」「しつや」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、質屋の正しい読み方は「しちや」「ひちや」になります。
質屋の”質”は「しつ」「しち」と読むことができますが、
質屋は「しちや」「ひちや」と読むのが正しく、「しつや」と読むのは間違いです。
名古屋や関西では質屋は「ひちや」と呼ばれていますが、一般的には質屋は「しちや」と読むことがほとんどです。
質屋を「ひちや」と読むのは、大阪・京都・名古屋など関西・中京圏の方言によるもので、関西・中京圏では方言により「し」が「ひ」に変わります。
これにより関西・中京圏では質屋は「しちや」ではなく、「ひちや」と読まれることがあるんですね。
次の章で質屋の意味と類義語について解説していきます。
2.質屋の意味と類義語について
では質屋の意味と類義語について見ていきましょう。
まず質屋は「物品を担保(たんぽ)として預かって、金銭を貸すことを商売とする店のこと」の意味として用いられています。
担保として預けた物品は金銭を返済したときに返却されますが、
もし期限までに金銭の返済ができない場合は、物品は金銭の弁済にあてられ返ってきません。
質屋を用いた例文としては、「質屋を営む」や、
「質屋通いをしている」のような使い方で用いられています。
また質屋の類義語としては、「金貸し(かねかし)・質物(しちもつ)・高利貸し(こうりがし)・金融業者(きんゆうぎょうしゃ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても質屋と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「質屋の読み方と意味、”しちや”と”しつや”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 質屋の正しい読み方は「しちや」(関西・中京圏では「ひちや」)で、「しつや」は間違い。
- 質屋は「物品を担保として預かって、金銭を貸すことを商売とする店のこと」の意味。
- 質屋の類義語には、「金貸し・質物・高利貸し・金融業者」などがある。