さて日常的に使われるもので「諮問」という言葉があります。
この諮問に使用されている漢字(特に”諮”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは諮問の読み方と意味、「しもん」と「じもん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.諮問の正しい読み方は「しもん」「じもん」?
では諮問の正しい読み方は、「しもん」「じもん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、諮問の正しい読み方は「しもん」になります。
諮問の”諮”は「はか(る)」「し」と読むことはできますが、
「じ」と読むことはできないので、諮問を「じもん」と読むのは間違いです。
また諮問(しもん)のように「諮(し)」が用いられている言葉は、
他には「諮詢(しじゅん)」しか見つけることができませんでした。
諮問(しもん)のように「問(もん)」が用いられている言葉には、
「質問(しつもん)・尋問(じんもん)・査問(さもん)・愚問(ぐもん)」などがあります。
次の章で諮問の意味と類義語について解説していきます。
2.諮問の意味と類義語について
では諮問の意味と類義語について見ていきましょう。
まず諮問は「有識者やある特定の機関に政策などの意見を求めること」の意味として用いられています。
諮問を用いた例文としては、「審議会への諮問」や、
「彼は諮問委員会の一員だ」のような使い方で用いられています。
また諮問の類義語としては、「詰問(きつもん)・審問(しんもん)・査問(さもん)・設問(せつもん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても諮問と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「諮問の読み方と意味、”しもん”と”じもん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 諮問の正しい読み方は「しもん」で、「じもん」は間違い。
- 諮問は「有識者やある特定の機関に政策などの意見を求めること」の意味。
- 諮問の類義語には、「詰問・審問・査問・設問」などがある。