結論から言ってしまうと、次第の正しい読み方は「しだい」になります。
次第の”次”は「つぎ」「じ」「し」と読むことができますが、
次第は「しだい」と読むのが正しく、「じだい」と読むのは間違いです。
また次第(しだい)のように「次(し)」が用いられている言葉は、
次第の他には「以次(いし)」しか見つけることができませんでした。
次第(しだい)のように「第(だい)」が用いられている言葉には、
「及第(きゅうだい)・落第(らくだい)・兄弟(きょうだい)・第六感(だいろっかん)」などがあります。
次の章で次第の意味と類義語について解説していきます。
次第は「順序のこと/物事の事情のこと/物事の成り行きに任せる意/~するにしたがってすぐに」の意味として用いられています。
次第を用いた例文としては、「事と次第によっては許さない」や、
「金が用意でき次第すぐに支払います」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「物事の事情のこと」の意味で、
後者の例文は「~するにしたがってすぐに」の意味で使用しています。
また次第の類義語としては、「顛末(てんまつ)・変遷(へんせん)・即行(そっこう)・即日(そくじつ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても次第と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「次第の読み方と意味、”しだい”と”じだい”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>