さて日常的に使われるもので「市場」という言葉があります。
この市場に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
市場がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは市場の読み方と意味、「いちば」と「しじょう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.市場の正しい読み方は「いちば」「しじょう」?
では市場の正しい読み方は、「いちば」「しじょう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、市場の正しい読み方は「いちば」「しじょう」の両方になります。
市場の”市”は「いち」「し」、”場”は「ば」「じょう」と読むことができます。
ただ市場は「いちば」「しじょう」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また市場(いちば)のように「市(いち)」が用いられている言葉には、
「朝市(あさいち)・競市(せりいち)・闇市(やみいち)・魚市(さかないち)」などがあります。
市場(しじょう)のように「市(し)」が用いられている言葉には、
「市価(しか)・市中(しちゅう)・市民(しみん)・市販(しはん)」などがあります。
次の章で市場の意味と類義語について解説していきます。
2.市場の意味と類義語について
では市場の意味と類義語について見ていきましょう。
まず市場(いちば)は「毎日または定期的に商人が集まって、商品の売買をする場所のこと/日用品・食料品などを集めて売る場所のこと」の意味として用いられています。
市場を「いちば」と読むと上記のような意味になりますが、「しじょう」と読むと「商品売買の範囲/商品の売買が現実に行われる特定の場所/売買される場についての抽象的な概念」の意味となります。
このように市場は「いちば」「しじょう」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
市場を用いた例文としては、「市場(いちば)で購入する」や、
「市場(しじょう)を開拓する」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「毎日または定期的に商人が集まって、商品の売買をする場所」の意味で、後者の例文は「商品売買の範囲」の意味で使用しています。
また市場の類義語としては、「魚河岸(うおがし)・闇市(やみいち)・競り市(せりいち)・バザー」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても市場と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「市場の読み方と意味、”いちば”と”しじょう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 市場の正しい読み方は「いちば」「しじょう」の両方。
- 市場(いちば)は「毎日または定期的に商人が集まって、商品の売買をする場所のこと/日用品・食料品などを集めて売る場所のこと」の意味。
- 市場(しじょう)は「商品売買の範囲のこと/商品の売買が現実に行われる特定の場所のこと/売買される場についての抽象的な概念のこと」の意味。
- 市場の類義語には、「魚河岸・闇市・競り市・バザー」などがある。