さて日常的に使われるもので「地鎮祭」という言葉があります。
この地鎮祭に使用されている漢字(特に”鎮”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは地鎮祭の読み方と意味、「じちんさい」と「じしんさい」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.地鎮祭の正しい読み方は「じちんさい」「じしんさい」?
では地鎮祭の正しい読み方は、「じちんさい」「じしんさい」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、地鎮祭の正しい読み方は「じちんさい」になります。
地鎮祭の”鎮”は「しず(める)」「ちん」と読むことはできますが、
「しん」と読むことはできないので、地鎮祭を「じしんさい」と読むのは間違いです。
また地鎮祭(じちんさい)のように「地(じ)」が用いられている言葉には、
「地面(じめん)・生地(きじ)・下地(したじ)・厚地(あつじ)」などがあります。
地鎮祭(じちんさい)のように「鎮(ちん)」が用いられている言葉には、
「文鎮(ぶんちん)・重鎮(じゅうちん)・鎮圧(ちんあつ)・鎮痛(ちんつう)」などがあります。
次の章で地鎮祭の意味と類義語について解説していきます。
2.地鎮祭の意味と類義語について
では地鎮祭の意味と類義語について見ていきましょう。
まず地鎮祭は「土木・建築工事にとりかかる前に、土地の神を祭って、工事の無事を祈る儀式のこと」の意味として用いられています。
地鎮祭を用いた例文としては、「地鎮祭が行われる」や、
「地鎮祭で用いられる」のような使い方で用いられています。
また地鎮祭の類義語としては、「鎮魂祭(ちんこんさい)・新嘗祭(にいなめさい)・雛祭り(ひなまつり)・葵祭(あおいまつり)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても地鎮祭と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「地鎮祭の読み方と意味、”じちんさい”と”じしんさい”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 地鎮祭の正しい読み方は「じちんさい」で、「じしんさい」は間違い。
- 地鎮祭は「土木・建築工事にとりかかる前に、土地の神を祭って、工事の無事を祈る儀式のこと」の意味。
- 地鎮祭の類義語には、「鎮魂祭・新嘗祭・雛祭り・葵祭」などがある。