さて日常的に使われるもので「下地」という言葉があります。
この下地に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
下地がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは下地の読み方と意味、「したじ」と「かじ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.下地の正しい読み方は「したじ」「かじ」?
では下地の正しい読み方は、「したじ」「かじ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、下地の正しい読み方は「したじ」になります。
下地の”下”は「した」「か」、”地”は「ち」「じ」と読むことができますが、下地は「したじ」と読むのが正しく、「かじ」と読むのは間違いです。
また下地(したじ)のように「下(した)」が用いられている言葉には、
「床下(ゆかした)・靴下(くつした)・下心(したごころ)・下火(したび)」などがあります。
下地(したじ)のように「地(じ)」が用いられている言葉には、
「生地(きじ)・地面(じめん)・意地(いじ)・厚地(あつじ)」などがあります。
次の章で下地の意味と類義語について解説していきます。
2.下地の意味と類義語について
では下地の意味と類義語について見ていきましょう。
まず下地の意味は下記のとおりです。
- 物事を成すための基礎のこと
- 本来の性質、素質のこと
- 醤油、またはだし汁のこと(吸い物など味付けのもとになることから)
- 壁や塗り物の地(材料や土台、紙、布など模様のない部分)となるもの
下地を用いた例文としては、「成功するための下地」や、
「この材料は屋根の下地に使われる」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「物事を成すための基礎のこと」の意味で、
後者の例文は「壁や塗り物の地となるもの」の意味で使用しています。
また下地の類義語としては、「土台(どだい)・基本(きほん)・基盤(きばん)・礎石(そせき)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても下地と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「下地の読み方と意味、”したじ”と”かじ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 下地の正しい読み方は「したじ」で、「かじ」は間違い。
- 下地の類義語には、「土台・基本・基盤・礎石」などがある。
<下地の意味>
- 物事を成すための基礎のこと
- 本来の性質、素質のこと
- 醤油、またはだし汁のこと(吸い物など味付けのもとになることから)
- 壁や塗り物の地(材料や土台、紙、布など模様のない部分)となるもの