色紙の読み方と意味、「いろがみ」と「しきし」正しいのは？

 

さて日常的に使われるもので「色紙」という言葉があります。

 

この色紙に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
色紙がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは色紙の読み方と意味、「いろがみ」と「しきし」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

 

では色紙の正しい読み方は、「いろがみ」「しきし」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、色紙の正しい読み方は「いろがみ」「しきし」の両方になります。

 

色紙の”色”は「いろ」「しょく」「しき」、”紙”は「かみ」「し」と読むことができます。

 

 

ただ色紙を「いろがみ」「しきし」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。

 

（次の章でそれぞれの意味について解説していきます）

 

 

 

また”紙”の読み方は「かみ」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「がみ」という読み方をすることはできません。

 

色紙のように「いろかみ」ではなく、「いろがみ」と濁って読むのは、日本語の「連濁（れんだく）」と呼ばれているものです。

 

 

連濁とは、”２つの語が結びついて１つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと”を言います。

 

色紙であれば、色（いろ）＋紙（かみ）なので、紙（後ろの語）の語頭である清音の”か”が濁音の”が”に変化します。

 

 

 

例えば「手紙（てがみ）」や「綿毛（わたげ）」は連濁なしで読むと、
「てかみ」や「わたけ」と読むのが普通です。

 

もともと”紙”には「がみ」という読み方はないですし、”毛”にも「げ」という読み方は存在しません。

 

 

ですが日本語では連濁によって後ろの語頭が清音から濁音に変わるため、
「手紙（てがみ）」「綿毛（わたげ）」と濁らせて読んでいるのです。

 

ただすべての言葉が連濁によって濁音に変化するわけではないので、注意してください。

 

 

次の章で色紙の意味と類義語について解説していきます。

 

 

では色紙の意味と類義語について見ていきましょう。

 

まず色紙（いろがみ）は「様々な色に着色した紙のこと」の意味として用いられています。

 

 

色紙を「いろがみ」と読むと上記のような意味になりますが、
「しきし」と読むと上記の他に、「和歌・書画などを書く四角形の厚紙」の意味も含まれます。

 

ただ「しきし」と読むときは「和歌・書画などを書く四角形の厚紙」の意味で使われることがほとんどです。

 

このように色紙は「いろがみ」「しきし」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。

 

 

 

色紙を用いた例文としては、「色紙（いろがみ）で鶴を作る」や、
「色紙（しきし）にサインしてもらう」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「様々な色に着色した紙のこと」の意味で、
後者の例文は「和歌・書画などを書く四角形の厚紙」の意味で使用しています。

 

 

 

また色紙の類義語としては、「折紙（おりがみ）・短冊（たんざく）・台紙（だいし）・厚紙（あつがみ）」などの言葉が挙げられます。

 

どの言葉についても色紙と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「色紙の読み方と意味、”いろがみ”と”しきし”正しいのは？」でした。

 

 

これまで説明したことをまとめますと、

 

 

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