さて日常的に使われるもので「紫苑」という言葉があります。
この紫苑に使用されている漢字(特に”苑”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは紫苑の読み方と意味、「しおん」と「しえん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.紫苑の正しい読み方は「しおん」「しえん」?
では紫苑の正しい読み方は、「しおん」「しえん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、紫苑の正しい読み方は「しおん」になります。
紫苑の”紫”は「むらさき」「し」、”苑”は「えん」「おん」と読むことができますが、紫苑は「しおん」と読むのが正しく、「しえん」と読むのは間違いです。
また紫苑(しおん)のように「紫(し)」が用いられている言葉には、
「紫煙(しえん)・紫電(しでん)・紫雲(しうん)・紫蘇(しそ)」などがあります。
紫苑(しおん)のように「苑(おん)」が用いられている言葉には、
他には「鹿苑(ろくおん)・黄苑(きおん)」しか見つけることができませんでした。
次の章で紫苑の意味について解説していきます。
2.紫苑の意味について
では紫苑の意味について見ていきましょう。
まず紫苑は「キク科の多年草のこと」の意味として用いられています。
紫苑は日本・中国・朝鮮・シベリアに分布しており、
高さは約1.5m~2mほどで、淡紫色の頭状花をつけます。
紫苑の根は鎮咳(ちんがい)・去痰(きょたん)薬などに使用されます。
以上が「紫苑の読み方と意味、”しおん”と”しえん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 紫苑の正しい読み方は「しおん」で、「しえん」は間違い。
- 紫苑は「キク科の多年草のこと」の意味。