さて日常的に使われるもので「刷新」という言葉があります。
この刷新に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
刷新がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは刷新の読み方と意味、「さっしん」と「すいしん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.刷新の正しい読み方は「さっしん」「すいしん」?
では刷新の正しい読み方は、「さっしん」「すいしん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、刷新の正しい読み方は「さっしん」になります。
刷新の”刷”は「す(る)」「さつ」と読むことはできますが、
「すい」と読むことはできないので、刷新を「すいしん」と読むのは間違いです。
また刷新の”刷”の読み方は「さつ」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「さっ」という読み方をすることはできません。
刷新のように「さつしん」ではなく、「さっしん」と変化して読むのは、日本語の「促音化(そくおんか)」と呼ばれているものです。
促音化とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語(カ行・サ行・タ行・パ行)の前に付いた音が「っ」(これを促音という)に変化する現象のこと”を言います。
刷新であれば、刷(さつ)+新(しん)なので、新(後ろの語)の前に付いた音である”つ”が促音の”っ”に変化します。
例えば「楽器(がっき)」や「切削(せっさく)」は促音化なしで読むと、
「がくき」や「せつさく」と読むのが普通です。
もともと”楽”には「がっ」という読み方はないですし、”切”にも「せっ」という読み方は存在しません。
ですが日本語では促音化によって促音(「っ」)に変化するため、
「楽(がっ)」「切(せっ)」と変化させて読んでいるのです。
ただすべての言葉が促音化によって促音(「っ」)に変化するわけではないので、注意してください。
次の章で刷新の意味と類義語について解説していきます。
2.刷新の意味と類義語について
では刷新の意味と類義語について見ていきましょう。
まず刷新は「悪い点を取り除いて、新しいものにすること」の意味として用いられています。
刷新を用いた例文としては、「組織を刷新する」や、
「規定の刷新」のような使い方で用いられています。
また刷新の類義語としては、「改変(かいへん)・改良(かいりょう)・革新(かくしん)・改善(かいぜん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても刷新と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「刷新の読み方と意味、”さっしん”と”すいしん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 刷新の正しい読み方は「さっしん」で、「すいしん」は間違い。
- 刷新は「悪い点を取り除いて、新しいものにすること」の意味。
- 刷新の類義語には、「改変・改良・革新・改善」などがある。