さて日常的に使われるもので「祭祀」という言葉があります。
この祭祀に使用されている漢字(特に”祀”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは祭祀の読み方と意味、「さいし」と「さいひ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.祭祀の正しい読み方は「さいし」「さいひ」?
では祭祀の正しい読み方は、「さいし」「さいひ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、祭祀の正しい読み方は「さいし」になります。
祭祀の”祀”は「まつ(る)」「し」と読むことはできますが、
「ひ」と読むことはできないので、祭祀を「さいひ」と読むのは間違いです。
また祭祀(さいし)のように「祭(さい)」が用いられている言葉には、
「祭司(さいし)・祭典(さいてん)・祭礼(さいれい)・葬祭(そうさい)」などがあります。
祭祀(さいし)のように「祀(し)」が用いられている言葉には、
「合祀(ごうし)・祀典(してん)・郊祀(こうし)・奉祀(ほうし)」などがあります。
次の章で祭祀の意味と類義語について解説していきます。
2.祭祀の意味と類義語について
では祭祀の意味と類義語について見ていきましょう。
まず祭祀は「神々や祖先などを祭ること」の意味として用いられています。
祭祀を用いた例文としては、「祭祀が行われる」や、
「祭祀で用いられる道具」のような使い方で用いられています。
また祭祀の類義語としては、「神事(しんじ)・祭典(さいてん)・祭礼(さいれい)・祭儀(さいぎ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても祭祀と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「祭祀の読み方と意味、”さいし”と”さいひ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 祭祀の正しい読み方は「さいし」で、「さいひ」は間違い。
- 祭祀は「神々や祖先などを祭ること」の意味。
- 祭祀の類義語には、「神事・祭典・祭礼・祭儀」などがある。