さて日常的に使われるもので「古今」という言葉があります。
この古今に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
古今がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは古今の読み方と意味、「ここん」と「こきん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.古今の正しい読み方は「ここん」「こきん」?
では古今の正しい読み方は、「ここん」「こきん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、古今の正しい読み方は「ここん」「こきん」の両方になります。
古今の”古”は「ふる(い)」「こ」、”今”は「いま」「こん」「きん」と読むことができます。
ただ一般的には古今は「ここん」と読むことが多いです。
また古今(ここん)のように「今(こん)」が用いられている言葉には、
「今暁(こんぎょう)・現今(げんこん)・昨今(さっこん)・方今(ほうこん)」などがあります。
古今(こきん)のように「今(きん)」が用いられている言葉には、
「今文(きんぶん)・今体(きんたい)・今上(きんじょう)・今古(きんこ)」などがあります。
次の章で古今の意味と類義語について解説していきます。
2.古今の意味と類義語について
では古今の意味と類義語について見ていきましょう。
まず古今は「昔と今のこと/昔から今に至るまで」の意味として用いられています。
古今を用いた例文としては、「古今東西の歴史を調べる」や、
「古今の名作を収集する」のような使い方で用いられています。
一般的に古今は後者の意味で使用されることが多く、
どちらの例文も「昔から今に至るまで」の意味で使用しています。
また古今の類義語としては、「今昔(こんじゃく)・史上(しじょう)・変遷(へんせん)・方今(ほうこん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても古今と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「古今の読み方と意味、”ここん”と”こきん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 古今の正しい読み方は「ここん」「こきん」の両方。
- 古今は「昔と今のこと/昔から今に至るまで」の意味。
- 古今の類義語には、「今昔・史上・変遷・方今」などがある。