さて日常的に使われるもので「刹那」という言葉があります。
この刹那に使用されている漢字は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは刹那の読み方と意味、「せつな」と「さつな」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.刹那の正しい読み方は「せつな」「さつな」?
では刹那の正しい読み方は、「せつな」「さつな」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、刹那の正しい読み方は「せつな」になります。
刹那の”刹”は「せつ」「さつ」、”那”は「な」と読むことができますが、刹那は「せつな」と読むのが正しく、「さつな」と読むのは間違いです。
また刹那(せつな)のように「刹(せつ)」が用いられている言葉には、
「梵刹(ぼんせつ)・羅刹(らせつ)・浄刹(じょうせつ)・西刹(さいせつ)」などがあります。
刹那(せつな)のように「那(な)」が用いられている言葉には、
「旦那(だんな)・規那(きな)・那辺(なへん)・那落(ならく)」などがあります。
次の章で刹那の意味と類義語について解説していきます。
2.刹那の意味と類義語について
では刹那の意味と類義語について見ていきましょう。
まず刹那は「極めて短い時間のこと」の意味として用いられています。
一説によると刹那というのは、”一度指を弾(はじ)く時間の65分の1の短い時間のこと”だとされています。
刹那を用いた例文としては、「刹那的な生き方」や、
「刹那という短い時間の中」のような使い方で用いられています。
「刹那的な生き方」の”刹那的”というのは、「今のことしか考えない」という意味になります。
また刹那の類義語としては、「瞬間(しゅんかん)・一瞬(いっしゅん)・瞬時(しゅんじ)・即刻(そっこく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても刹那と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「刹那の読み方と意味、”せつな”と”さつな”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 刹那の正しい読み方は「せつな」で、「さつな」は間違い。
- 刹那は「極めて短い時間のこと」の意味。
- 刹那の類義語には、「瞬間・一瞬・瞬時・即刻」などがある。