さて日常的に使われるもので「酷似」という言葉があります。
この酷似に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
酷似がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは酷似の読み方と意味、「こくじ」と「こくに」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.酷似の正しい読み方は「こくじ」「こくに」?
では酷似の正しい読み方は、「こくじ」「こくに」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、酷似の正しい読み方は「こくじ」になります。
酷似の”酷”は「ひど(い)」「こく」、”似”は「に(る)」「じ」と読むことができますが、酷似は「こくじ」と読むのが正しく、「こくに」と読むのは間違いです。
また酷似(こくじ)のように「酷(こく)」が用いられている言葉には、
「過酷(かこく)・酷使(こくし)・酷評(こくひょう)・冷酷(れいこく)」などがあります。
酷似(こくじ)のように「似(じ)」が用いられている言葉には、
「疑似(ぎじ)・擬似(ぎじ)・相似(そうじ)・類似(るいじ)」などがあります。
次の章で酷似の意味と類義語について解説していきます。
2.酷似の意味と類義語について
では酷似の意味と類義語について見ていきましょう。
まず酷似は「区別ができないほどよく似ていること」の意味として用いられています。
酷似を用いた例文としては、「彼らの主張は酷似している」や、
「人相が酷似している」のような使い方で用いられています。
また酷似の類義語としては、「類似(るいじ)・近似(きんじ)・相似(そうじ)・似非(えせ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても酷似と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「酷似の読み方と意味、”こくじ”と”こくに”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 酷似の正しい読み方は「こくじ」で、「こくに」は間違い。
- 酷似は「区別ができないほどよく似ていること」の意味。
- 酷似の類義語には、「類似・近似・相似・似非」などがある。