さて日常的に使われるもので「競売」という言葉があります。
この競売に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
競売がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは競売の読み方と意味、「けいばい」と「きょうばい」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.競売の正しい読み方は「けいばい」「きょうばい」?
では競売の正しい読み方は、「けいばい」「きょうばい」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、競売の正しい読み方は「けいばい」「きょうばい」の両方になります。
競売の”競”は「きそ(う)」「せ(る)」「きょう」「けい」と読むことができます。
一般的には競売は「きょうばい」と読むことが多いです。
ただ競売を「けいばい」「きょうばい」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また競売(けいばい)のように「競(けい)」が用いられている言葉には、
「競馬(けいば)・競輪(けいりん)・競望(けいぼう)・競馬場(けいばじょう)」などがあります。
競売(きょうばい)のように「競(きょう)」が用いられている言葉には、
「競技(きょうぎ)・競泳(きょうえい)・競艇(きょうてい)・競争(きょうそう)」などがあります。
次の章で競売の意味と類義語について解説していきます。
2.競売の意味と類義語について
では競売の意味と類義語について見ていきましょう。
まず競売(きょうばい)は「複数の買い手に値を付けさせ、最高値をつけた人に売る方法のこと」の意味として用いられています。
競売を「きょうばい」と読むと上記のような意味になりますが、「けいばい」と読むと上記の他に、「法律により、差し押さえた物件を入札などの方法で売却すること」の意味も含まれます。
競売を「けいばい」と読むときは、「法律により、差し押さえた物件を入札などの方法で売却すること」の意味で使われることが多いです。
このように競売は「けいばい」「きょうばい」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
競売を用いた例文としては、「競売に出品する」や、「競売(けいばい)で物件が売られる」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「複数の買い手に値を付けさせ、最高値をつけた人に売る方法」の意味で、後者の例文は「法律により、差し押さえた物件を入札などの方法で売却すること」の意味で使用しています。
また競売の類義語としては、「公売(こうばい)・入札(にゅうさつ)・競り(せり)・オークション」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても競売と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「競売の読み方と意味、”けいばい”と”きょうばい”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 競売の正しい読み方は「けいばい」「きょうばい」の両方。
- 競売(きょうばい)は「複数の買い手に値を付けさせ、最高値をつけた人に売る方法のこと」の意味。
- 競売(けいばい)は「複数の買い手に値を付けさせ、最高値をつけた人に売る方法/法律により、差し押さえた物件を入札などの方法で売却すること」の意味。
- 競売の類義語には、「公売・入札・競り・オークション」などがある。