さて日常的に使われるもので「覆る」という言葉があります。
この覆るに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
覆るがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは覆るの読み方と意味、「くつがえる」と「おおる」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.覆るの正しい読み方は「くつがえる」「おおる」?
では覆るの正しい読み方は、「くつがえる」「おおる」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、覆るの正しい読み方は「くつがえる」になります。
覆るの”覆”は「くつがえ(る)」「おお(う)」「ふく」と読むことができますが、覆るは「くつがえる」と読むのが正しく、「おおる」と読むのは間違いです。
次の章で覆るの意味と類義語について解説していきます。
2.覆るの意味と類義語について
では覆るの意味と類義語について見ていきましょう。
まず覆るは「ひっくり返ること/国家・政権などが打ち倒されること/今までのことが否定されて根本から変わること」の意味として用いられています。
覆るを用いた例文としては、「政権が覆る」や、
「判決が覆る」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「国家・政権などが打ち倒されること」の意味で、
後者の例文は「今までのことが否定されて根本から変わること」の意味で使用しています。
また覆るの類義語としては、「翻る(ひるがえる)・倒錯(とうさく)・反転(はんてん)・逆転(ぎゃくてん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても覆ると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「覆るの読み方と意味、”くつがえる”と”おおる”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 覆るの正しい読み方は「くつがえる」で、「おおる」は間違い。
- 覆るは「ひっくり返ること/国家・政権などが打ち倒されること/今までのことが否定されて根本から変わること」の意味。
- 覆るの類義語には、「翻る・倒錯・反転・逆転」などがある。