さて日常的に使われるもので「禁忌」という言葉があります。
この禁忌に使用されている漢字(特に”忌”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは禁忌の読み方と意味、「きんい」と「きんき」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.禁忌の正しい読み方は「きんい」「きんき」?
では禁忌の正しい読み方は、「きんい」「きんき」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、禁忌の正しい読み方は「きんき」になります。
禁忌の”忌”は「い(む)」「き」と読むことができますが、
禁忌は「きんき」と読むのが正しく、「きんい」と読むのは間違いです。
また禁忌(きんき)のように「禁(きん)」が用いられている言葉には、
「禁句(きんく)・解禁(かいきん)・禁止(きんし)・禁煙(きんえん)」などがあります。
禁忌(きんき)のように「忌(き)」が用いられている言葉には、
「遠忌(えんき)・回忌(かいき)・忌引(きびき)・月忌(がっき)」などがあります。
次の章で禁忌の意味と類義語について解説していきます。
2.禁忌の意味と類義語について
では禁忌の意味と類義語について見ていきましょう。
まず禁忌は「忌むべきものとして、禁止されている事柄のこと/医学において、害があるとして避ける薬の調合や治療法のこと」の意味として用いられています。
禁忌を用いた例文としては、「禁忌を犯す」や、
「この治療法は禁忌とされる」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「忌むべきものとして、禁止されている事柄」の意味で、
後者の例文は「医学において、害があるとして避ける薬の調合や治療法」の意味で使用しています。
また禁忌の類義語としては、「禁令(きんれい)・禁止(きんし)・規制(きせい)・禁制(きんせい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても禁忌と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「禁忌の読み方と意味、”きんい”と”きんき”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 禁忌の正しい読み方は「きんき」で、「きんい」は間違い。
- 禁忌は「忌むべきものとして、禁止されている事柄のこと/医学において、害があるとして避ける薬の調合や治療法のこと」の意味。
- 禁忌の類義語には、「禁令・禁止・規制・禁制」などがある。