さて日常的に使われるもので「教唆」という言葉があります。
この教唆に使用されている漢字(特に”唆”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは教唆の読み方と意味、「きょうさ」と「きょうしゅん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.教唆の正しい読み方は「きょうさ」「きょうしゅん」?
では教唆の正しい読み方は、「きょうさ」「きょうしゅん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、教唆の正しい読み方は「きょうさ」になります。
教唆の”唆”は「そそのか(す)」「さ」と読むことはできますが、
「しゅん」と読むことはできないので、教唆を「きょうしゅん」と読むのは間違いです。
また教唆(きょうさ)のように「教(きょう)」が用いられている言葉には、
「異教(いきょう)・教育(きょういく)・教訓(きょうくん)・教務(きょうむ)」などがあります。
教唆(きょうさ)のように「唆(さ)」が用いられている言葉は、
教唆の他には「示唆(しさ)」しか見つけることができませんでした。
次の章で教唆の意味と類義語について解説していきます。
2.教唆の意味と類義語について
では教唆の意味と類義語について見ていきましょう。
まず教唆は「教えて唆(そそのか)すこと/犯意のない他人を唆して犯罪を起こさせること」の意味として用いられています。
教唆を用いた例文としては、「犯罪を教唆するのは違法だ」や、
「彼は誰かに教唆されてあんな行動をした」のような使い方で用いられています。
また教唆の類義語としては、「喚起(かんき)・扇動(せんどう)・促進(そくしん)・誘導(ゆうどう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても教唆と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「教唆の読み方と意味、”きょうさ”と”きょうしゅん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 教唆の正しい読み方は「きょうさ」で、「きょうしゅん」は間違い。
- 教唆は「教えて唆すこと/犯意のない他人を唆して犯罪を起こさせること」の意味。
- 教唆の類義語には、「喚起・扇動・促進・誘導」などがある。