結論から言ってしまうと、西風の正しい読み方は「せいふう」「にしかぜ」の両方になります。
西風の”西”は「にし」「せい」、”風”は「かぜ」「ふう」と読むことができます。
一般的には西風は「にしかぜ」と読むことが多いです。
ただ西風を「せいふう」「にしかぜ」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
次の章で西風の意味について解説していきます。
西風(せいふう)は「西の方から吹く風のこと/秋風のこと」の意味として用いられています。
西風を「せいふう」と読んで”秋風”の意味となるのは、
”万物は5つの元素(火・水・木・金・土)からなる”という中国における自然哲学の思想から来ています。
五行説では「火:夏と南、水:冬と北、木:春と東、金:秋と西、土:土用」が当てはめられ、このことから西は秋と対応することから「秋風」の意味も込められています。
土用というのは、「立春・立夏・立秋・立冬」の直前約18日間ずつのことを示しています。
そして西風を「せいふう」と読むと上記のような意味になりますが、
「にしかぜ」と読むと「西の方から吹く風」の意味のみとなります。
このように西風は「せいふう」「にしかぜ」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
以上が「西風の読み方と意味、”せいふう”と”にしかぜ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど