さて日常的に使われるもので「間隙」という言葉があります。
この間隙に使用されている漢字(特に”隙”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは間隙の読み方と意味、「かんげき」と「かんしょう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.間隙の正しい読み方は「かんげき」「かんしょう」?
では間隙の正しい読み方は、「かんげき」「かんしょう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、間隙の正しい読み方は「かんげき」になります。
間隙の”隙”は「すき」「げき」と読むことはできますが、「しょう」と読むことはできないので、間隙を「かんしょう」と読むのは間違いです。
また間隙(かんげき)のように「間(かん)」が用いられている言葉には、
「間隔(かんかく)・間欠(かんけつ)・間接(かんせつ)・瞬間(しゅんかん)」などがあります。
間隙(かんげき)のように「隙(げき)」が用いられている言葉には、
「空隙(くうげき)・寸隙(すんげき)・隙駒(げきく)・農隙(のうげき)」などがあります。
次の章で間隙の意味と類義語について解説していきます。
2.間隙の意味と類義語について
では間隙の意味と類義語について見ていきましょう。
まず間隙は「物と物との間。隙間(すきま)のこと/仲違(なかたが)いのこと」の意味として用いられています。
間隙を用いた例文としては、「間隙を埋める材」や、
「間隙を生じる」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「物と物との間。隙間のこと」の意味で、
後者の例文は「仲違いのこと」の意味で使用しています。
また間隙の類義語としては、「寸隙(すんげき)・空隙(くうげき)・空白(くうはく)・空間(くうかん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても間隙と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「間隙の読み方と意味、”かんげき”と”かんしょう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 間隙の正しい読み方は「かんげき」で、「かんしょう」は間違い。
- 間隙は「物と物との間。隙間のこと/仲違いのこと」の意味。
- 間隙の類義語には、「寸隙・空隙・空白・空間」などがある。