さて日常的に使われるもので「緩衝」という言葉があります。
この緩衝に使用されている漢字(特に”衝”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは緩衝の読み方と意味、「かんしょう」と「かんこう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.緩衝の正しい読み方は「かんしょう」「かんこう」?
では緩衝の正しい読み方は、「かんしょう」「かんこう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、緩衝の正しい読み方は「かんしょう」になります。
緩衝の”衝”は「つ(く)」「しょう」と読むことはできますが、
「こう」と読むことはできないので、緩衝を「かんこう」と読むのは間違いです。
また緩衝(かんしょう)のように「緩(かん)」が用いられている言葉には、
「緩怠(かんたい)・緩和(かんわ)・緩慢(かんまん)・緩急(かんきゅう)」などがあります。
緩衝(かんしょう)のように「衝(しょう)」が用いられている言葉には、
「衝突(しょうとつ)・衝撃(しょうげき)・衝天(しょうてん)・折衝(せっしょう)」などがあります。
次の章で緩衝の意味と類義語について解説していきます。
2.緩衝の意味と類義語について
では緩衝の意味と類義語について見ていきましょう。
まず緩衝は「2つの物の間に起こる衝突や衝撃を和(やわ)らげること」の意味として用いられています。
緩衝を用いた例文としては、「緩衝材を間に置く」や、
「彼が2人の仲の緩衝役になっている」のような使い方で用いられています。
また緩衝の類義語としては、「仲介(ちゅうかい)・媒介(ばいかい)・中間(ちゅうかん)・中継(ちゅうけい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても緩衝と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「緩衝の読み方と意味、”かんしょう”と”かんこう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 緩衝の正しい読み方は「かんしょう」で、「かんこう」は間違い。
- 緩衝は「2つの物の間に起こる衝突や衝撃を和らげること」の意味。
- 緩衝の類義語には、「仲介・媒介・中間・中継」などがある。