結論から言ってしまうと、神主の正しい読み方は「かんぬし」「しんしゅ」の両方になります。
神主の”神”は「かみ」「かん」「しん」、”主”は「ぬし」「しゅ」と読むことができます。
一般的には神主は「かんぬし」と読むことがほとんどです。
ただ神主を「かんぬし」「しんしゅ」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また神主(かんぬし)のように「神(かん)」が用いられている言葉には、
「神館(かんだち)・神戸(かんべ)・神子(かんこ)・神嘗祭(かんなめさい)」などがあります。
神主(しんしゅ)のように「神(しん)」が用いられている言葉には、
「鬼神(きしん)・失神(しっしん)・神聖(しんせい)・神速(しんそく)」などがあります。
次の章で神主の意味と類義語について解説していきます。
神主(かんぬし)は「神社に仕えて神を祭る人。また、その長のこと」の意味として用いられています。
神主を「かんぬし」と読むと上記のような意味になりますが、「しんしゅ」と読むと「儒教(じゅきょう)で、死者の官位・姓名を記して祠堂(しどう)に安置する霊牌(れいはい)/かんぬしの別名」の意味となります。
このように神主は「かんぬし」「しんしゅ」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
神主を用いた例文としては、「彼がここの神主(かんぬし)だ」や、
「神主(しんしゅ)が安置されている」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「神社に仕えて神を祭る人。また、その長のこと」の意味で、
後者の例文は「儒教で、死者の官位・姓名を記して祠堂に安置する霊牌」の意味で使用しています。
また神主の類義語としては、「神職(しんしょく)・司教(しきょう)・司祭(しさい)・社司(しゃし)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても神主と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「神主の読み方と意味、”かんぬし”と”しんしゅ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>