このページでは神主の読み方と意味、「かんぬし」と「しんしゅ」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.神主の正しい読み方は「かんぬし」「しんしゅ」?

 

結論から言ってしまうと、神主の正しい読み方は「かんぬし」「しんしゅ」の両方になります

 

神主の”神”は「かみ」「かん」「しん」、”主”は「ぬし」「しゅ」と読むことができます。

 

 

 

一般的には神主は「かんぬし」と読むことがほとんどです。

 

ただ神主を「かんぬし」「しんしゅ」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。

 

(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)

 

 

 

また神主(かんぬし)のように「神(かん)」が用いられている言葉には、
「神館(かんだち)・神戸(かんべ)・神子(かんこ)・神嘗祭(かんなめさい)」などがあります。

 

神主(しんしゅ)のように「神(しん)」が用いられている言葉には、
「鬼神(きしん)・失神(しっしん)・神聖(しんせい)・神速(しんそく)」などがあります。

 

 

次の章で神主の意味と類義語について解説していきます。

 

2.神主の意味と類義語について

 

神主(かんぬし)は「神社に仕えて神を祭る人。また、その長のこと」の意味として用いられています。

 

 

神主を「かんぬし」と読むと上記のような意味になりますが、「しんしゅ」と読むと「儒教(じゅきょう)で、死者の官位・姓名を記して祠堂(しどう)に安置する霊牌(れいはい)/かんぬしの別名」の意味となります

 

このように神主は「かんぬし」「しんしゅ」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。

 

 

 

神主を用いた例文としては、「彼がここの神主(かんぬし)だ」や、
「神主(しんしゅ)が安置されている」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「神社に仕えて神を祭る人。また、その長のこと」の意味で、
後者の例文は「儒教で、死者の官位・姓名を記して祠堂に安置する霊牌」の意味で使用しています。

 

 

 

また神主の類義語としては、「神職(しんしょく)・司教(しきょう)・司祭(しさい)・社司(しゃし)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても神主と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「神主の読み方と意味、”かんぬし”と”しんしゅ”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 神主の正しい読み方は「かんぬし」「しんしゅ」の両方。
  • 神主(かんぬし)は「神社に仕えて神を祭る人。また、その長のこと」の意味。
  • 神主(しんしゅ)は「儒教で、死者の官位・姓名を記して祠堂に安置する霊牌のこと/かんぬしの別名のこと」の意味。
  • 神主の類義語には、「神職・司教・司祭・社司」などがある。

 

 

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