結論から言ってしまうと、金物の正しい読み方は「かなもの」になります。
金物の”金”は「かね」「かな」「きん」、”物”は「もの」「ぶつ」と読むことができますが、金物は「かなもの」と読むのが正しく、「きんぶつ」と読むのは間違いです。
また金物(かなもの)のように「金(かな)」が用いられている言葉には、
「金轡(かなぐつわ)・金槌(かなづち)・金棒(かなぼう)・金仏(かなぶつ)」などがあります。
金物(かなもの)のように「物(もの)」が用いられている言葉には、
「鋳物(いもの)・得物(えもの)・着物(きもの)・偽物(にせもの)」などがあります。
次の章で金物の意味と類義語について解説していきます。
金物は「金属製の器具のこと/器物・建具などに取り付ける金具のこと」の意味として用いられています。
前者の意味である「金属製の器具」というのは、例えば鍋・釜(かま)・鎖(くさり)などが挙げられます。
金物を用いた例文としては、「金物屋を訪れる」や、
「金物を取り付ける」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「金属製の器具のこと」の意味で、
後者の例文は「器物・建具などに取り付ける金具のこと」の意味で使用しています。
また金物の類義語としては、「金具(かなぐ)・鋳物(いもの)・器物(きぶつ)・金属製(きんぞくせい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても金物と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「金物の読み方と意味、”かなもの”と”きんぶつ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>