さて日常的に使われるもので「要」という言葉があります。
この要に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
要がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは要の読み方と意味、「かなめ」と「よう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.要の正しい読み方は「かなめ」「よう」?
では要の正しい読み方は、「かなめ」「よう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、要の正しい読み方は「かなめ」「よう」の両方になります。
これは”要”という字の訓読みと音読みでの読み方で、
訓読みでは「かなめ」と読むことができ、音読みでは「よう」と読むことができます。
ですので要は「かなめ」「よう」の両方の読み方が正しいです。
ただ要を「かなめ」「よう」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
次の章で要の意味と類義語について解説していきます。
2.要の意味と類義語について
では要の意味と類義語について見ていきましょう。
まず要(かなめ)は「扇の各骨の端に穴を開け、一つにまとめてはめ込む釘(くぎ)のこと/最も大切な事柄・人物のこと」の意味として用いられています。
要を「かなめ」と読むと上記のような意味になりますが、
「よう」と読むと「求めること/物事の大切な部分」の意味となります。
このように要は「かなめ」「よう」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
要を用いた例文としては、「それはこの計画の要(かなめ)だ」や、「検討の要(よう)あり」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「最も大切な事柄・人物」の意味で、後者の例文は「求めること」の意味で使用しています。
また要の類義語としては、「必要(ひつよう)・必須(ひっす)・所要(しょよう)・不可欠(ふかけつ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても要と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「要の読み方と意味、”かなめ”と”よう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 要は訓読みで「かなめ」で、音読みで「よう」と読む。
- 要(かなめ)は「扇の各骨の端に穴を開け、一つにまとめてはめ込む釘のこと/最も大切な事柄・人物のこと」の意味。
- 要(よう)は「求めること/物事の大切な部分のこと」の意味。
- 要の類義語には、「必要・必須・所要・不可欠」などがある。