さて日常的に使われるもので「糧」という言葉があります。
この糧に使用されている漢字は普段はあまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは糧の読み方と意味、「かて」と「りょう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.糧の正しい読み方は「かて」「りょう」?
では糧の正しい読み方は、「かて」「りょう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、糧の正しい読み方は「かて」「りょう」の両方になります。
これは”糧”という字の訓読みと音読みでの読み方で、
訓読みでは「かて」と読むことができ、音読みでは「りょう」「ろう」と読むことができます。
ですので糧は「かて」「りょう」の両方の読み方が正しいです。
ただ糧を「かて」「りょう」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
次の章で糧の意味と類義語について解説していきます。
2.糧の意味と類義語について
では糧の意味と類義語について見ていきましょう。
まず糧(かて)は「食べ物のこと/活力を養うために必要なもの」の意味として用いられています。
糧を「かて」と読むと上記のような意味になりますが、
「りょう」と読むと「食べ物のこと」の意味のみとなります。
このように糧は「かて」「りょう」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
糧を用いた例文としては、「その日の糧(かて)にも困る」や、
「心の糧(かて)にする」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「食べ物のこと」の意味で、後者の例文は「活力を養うために必要なもの」の意味で使用しています。
また糧の類義語としては、「兵糧(ひょうろう)・食糧(しょくりょう)・食材(しょくざい)・食料(しょくりょう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても糧と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「糧の読み方と意味、”かて”と”りょう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 糧は訓読みで「かて」で、音読みで「りょう」「ろう」と読む。
- 糧(かて)は「食べ物のこと/活力を養うために必要なもの」の意味。
- 糧(りょう)は「食べ物のこと」の意味。
- 糧の類義語には、「兵糧・食糧・食材・食料」などがある。