さて日常的に使われるもので「騙る」という言葉があります。
この騙るに使用されている漢字は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは騙るの読み方と意味、「かたる」と「だまる」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.騙るの正しい読み方は「かたる」「だまる」?
では騙るの正しい読み方は、「かたる」「だまる」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、騙るの正しい読み方は「かたる」「だまる」の両方になります。
騙るの”騙”は「だま(す)」「かた(る)」「へん」と読むことができます。
一般的には騙るは「かたる」と読むことがほとんどです。
ただ騙るを「かたる」「だまる」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
次の章で騙るの意味と類義語について解説していきます。
2.騙るの意味と類義語について
では騙るの意味と類義語について見ていきましょう。
まず騙る(かたる)は「騙(だま)して人の金品を取ること/身分や名前を偽(いつわ)ること」の意味として用いられています。
騙るを「かたる」と読むと上記のような意味になりますが、
「だまる」と読むと「人を欺(あざむ)くこと/悪意や下心を抱くこと」の意味となります。
このように騙るは「かたる」「だまる」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
騙るを用いた例文としては、「大金を騙(かた)られた」や、
「有名人の名を騙(かた)る」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「騙して人の金品を取ること」の意味で、
後者の例文は「身分や名前を偽ること」の意味で使用しています。
また騙るの類義語としては、「窃取(せっしゅ)・詐取(さしゅ)・横領(おうりょう)・盗用(とうよう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても騙ると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「騙るの読み方と意味、”かたる”と”だまる”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 騙るの正しい読み方は「かたる」「だまる」の両方。
- 騙る(かたる)は「騙して人の金品を取ること/身分や名前を偽ること」の意味。
- 騙る(だまる)は「人を欺くこと/悪意や下心を抱くこと」の意味。
- 騙るの類義語には、「窃取・詐取・横領・盗用」などがある。