結論から言ってしまうと、風車の正しい読み方は「ふうしゃ」「かざぐるま」の両方になります。
風車の”風”は「かぜ」「かざ」「ふう」、”車”は「くるま」「しゃ」と読むことができます。
ただ風車を「ふうしゃ」「かざぐるま」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また”車”の読み方は「くるま」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「ぐるま」という読み方をすることはできません。
風車のように「かざくるま」ではなく、「かざぐるま」と濁って読むのは、日本語の「連濁(れんだく)」と呼ばれているものです。
連濁とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと”を言います。
風車であれば、風(かざ)+車(くるま)なので、車(後ろの語)の語頭である清音の”く”が濁音の”ぐ”に変化します。
例えば「手紙(てがみ)」や「綿毛(わたげ)」は連濁なしで読むと、
「てかみ」や「わたけ」と読むのが普通です。
もともと”紙”には「がみ」という読み方はないですし、”毛”にも「げ」という読み方は存在しません。
ですが日本語では連濁によって後ろの語頭が清音から濁音に変わるため、
「手紙(てがみ)」「綿毛(わたげ)」と濁らせて読んでいるのです。
ただすべての言葉が連濁によって濁音に変化するわけではないので、注意してください。
次の章で風車の意味について解説していきます。
※上は風車(ふうしゃ)の写真
風車(ふうしゃ)は「羽根車を風の力で回転させ、動力を得る装置のこと」の意味として用いられています。
風車を「ふうしゃ」と読むと上記のような意味になりますが、「かざぐるま」と読むと「紙などで作られた羽根車に柄を付け、風を受けて回る玩具(おもちゃ)」の意味となります。
※上は風車(かざぐるま)の写真
このように風車は「ふうしゃ」「かざぐるま」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
風車を用いた例文としては、「風力発電には風車が利用される」や、「風車(かざぐるま)で遊ぶ」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「羽根車を風の力で回転させ、動力を得る装置のこと」の意味で、後者の例文は「紙などで作られた羽根車に柄を付け、風を受けて回る玩具」の意味で使用しています。
以上が「風車の読み方と意味、”ふうしゃ”と”かざぐるま”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど